教授・診療主任 河野光智
教授・運営責任者・診療部長 河野光智
呼吸器外科領域の幅広い可能性に魅力を感じ、呼吸器の外科治療全てにおいて専門的な医療を提供できるようにと思い、学んで参りました。各病院で優れた先輩方・同輩・後輩達に巡り合い、肺癌に対する拡大手術や胸腔鏡手術、ロボット支援下手術、炎症性肺疾患に対する手術、気道のインターベンションなどを習得することが出来ました。ハーバード大学マサチューセッツ総合病院での癌転移のメカニズムに関する基礎研究、そしてデンマークコペンハーゲン大学病院心臓センターでの肺移植と心臓外科手術の臨床経験と、広い分野での見聞も深めました。その技術とこれからさらに拡がる可能性を同僚たちと共に学びそして伝えていこうと思います。
学生や若い医師たちに呼吸器外科と肺移植、そして研究の魅力を伝え、ともに働く仲間を増やし、地域の医療に貢献していく所存です。
- 学位
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2005年4月 博士(医学)(慶應義塾大学)
- 資格
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日本外科学会専門医・指導医
呼吸器外科専門医
気管支鏡専門医・指導医
がん治療認定医
日本移植学会認定医
ロボット支援下手術コンソール外科医(Intuitive)
一緒に働く仲間を紹介
准教授・研究主任 羽藤泰
准教授・研究主任 羽藤泰
胸腔鏡手術、ロボット支援下手術から拡大手術までの呼吸器外科手技すべてのエキスパートであるとともに、より良い治療を目指す研究に対する意欲は他を寄せ付けない。多くの医療従事者からの信頼を集め、多大な好影響を与えている。
研究分野は基礎研究から臨床研究まで幅広い。肺の発生過程にアンギオポイエチンが重要な役割を果たすことを世界で初めて明らかにして学位を取得した。留学した米国ハーバード大学マサチューセッツ総合病院放射線腫瘍学科 Edwin L. Steele Laboratory for Tumor Biologyでは高い能力を認められ、癌の発生や進行、治療に関する基礎研究を行いすばらしい業績を収めた。特に免疫療法に関する研究論文は世界的な注目を集め、多数の論文に引用されている。研究に対する情熱はその後も変わることがなく、当センターでも基礎研究から臨床研究に至るまで数多くのプロジェクトを立ち上げている。
- 学位
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2010年 博士(医学)(慶應義塾大学)
- 資格
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日本外科学会専門医・指導医
日本呼吸器外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医
ロボット支援下手術コンソール外科医(Intuitive)
胸腔鏡安全技術認定医
講師・教育主任 福田祐樹
講師・教育主任 福田祐樹
当センターでの呼吸器外科開設後早期に赴任し、一貫して患者さんの診療に心血を注いできた。他施設では診療が困難な患者も数多く受け入れ、埼玉県で中心的な役割を担う呼吸器外科の構築に貢献した。Paris-Sud大学,Centre Chirurgical Marie Lannelong病院への留学を含め、肺癌や縦隔腫瘍などに対する拡大手術から胸腔鏡下手術まで、豊富な経験を有し、若手医師を指導している。ロボット支援下手術にも習熟している。気管・気管支の腫瘍や狭窄に対するインターベンション治療、手術にも積極的に取り組んでいる。
肺癌の手術を受けた患者さんの生活の質(QOL)の改善に取り組んでいる。術後の疼痛や就労状況や職場復帰に関する調査研究を看護部と協力して実施している。手術前後のQOLの変化や就労状況を把握し、それらに影響を与える臨床因子を明らかにして、術後の患者さんが術前の状況に近い生活を送れるようになることを目指している。
教育主任として医学生や研修医のプログラムにも携わり、カンファレンスや手術室、病棟でも積極的に声をかけ、質問するなどして教育、トレーニングにも熱心である。院内の多数の委員会やワーキンググループにも参加し、中心的な役割を務めている。
- 学位
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2011年 博士(医学)(埼玉医科大学)
- 資格
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日本外科学会専門医
日本呼吸器外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医
がん治療認定機構認定医
ロボット支援下手術コンソール外科医(Intuitive)
助教 井上慶明
助教 井上慶明
患者さんのあらゆる状況に対応できる臨床医としての力を備えている。最善の手術、治療を目指し、常に深く考察する。ロボット支援下手術のコンソール術者の資格を取得して呼吸器外科医として診療に邁進している。同時に、臨床および社会に広く貢献できる研究を求め、次世代シークエンサー(NGS)を用いた非小細胞肺癌に対する薬剤関連遺伝子変異検索システム(MINtS)を開発に従事した経験を持つ。細胞診検体からの高精度の遺伝子変異検索の臨床応用化は高く評価され、学会で優秀演題賞を受賞した。
がん研究分野で世界トップ5に入るPrincess Margaret Cancer centre(カナダ)に留学した。癌の薬剤耐性機序解明の礎となるDTP(Drug Tolerant Persister)の解明に従事し、貢献した。帰国後EGFR遺伝子変異陽性細胞のPDX(Patient-Derived Xenograft)マウス及びorganoid培養系を樹立し、チロシンキナーゼ阻害薬及びエピゲノム薬を投与時した際のDTP細胞出現のメカニズムを最新のsingle-cell Multiomeを用いたエピジェネティクス解析によって明らかにする研究に着手している。
- 学位
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2018年 博士(医学)(埼玉医科大学)
- 資格
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日本外科学会専門医
日本呼吸器外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医
ロボット支援下手術コンソール外科医(Intuitive)
助教 杉山亜斗
助教 杉山亜斗
肺癌や気胸、縦隔腫瘍に対する胸腔鏡手術のエキスパートである。患者さんの症状や環境に合わせた丁寧な診療をモットーとしており、緩和治療や術前術後の免疫療法を含めた薬物療法にも積極的に取り組んでいる。きめ細やかな対応で患者さんやご家族からの絶大な信頼を集めている。
肺癌治療において、患者さんご自身の免疫力を賦活する免疫チェックポイント阻害剤による薬物療法の重要性が増している。画像計測アプリケーションを駆使して肺癌の病理所見の腫瘍免疫に関する詳しい解析を行い、学位を取得した。高位血管内皮細胞という特殊な細胞の出現が腫瘍免疫に関与して変化し、術後の治療成績に影響する因子であることを明らかにした。新しい知見が今後の免疫療法の更なる進歩に貢献する可能性がある。
- 学位
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2024年 博士(医学)(埼玉医科大学)
- 資格
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日本外科学会専門医
日本呼吸器外科専門医
助教 山口雅利
助教 山口雅利
肺癌を中心とする呼吸器外科の診療に専心し、開胸手術から胸腔鏡手術まで、多くの手術患者さんを担当している。術前検査から、手術、術後管理、外来診察に至るまで、きめ細やかな診療を行い、患者さんやご家族に対して真摯に対応し、信頼を得ている。温和な性格であり協調性もあって、呼吸器外科チームの仲間から頼られる存在である。
患者さんの呼吸器外科手術をより安全に行うことを目指し、人工赤血球の臨床応用を目指した研究を行っている。現在、臨床応用出来る人工赤血球は存在しない。また、高齢化に伴い、献血の減少も懸念されている。奈良県立医科大学 酒井宏水教授が開発したヘモグロビン小胞体は血液型に関係なく使用でき、常温で長期保存が可能であり、臨床使用に最も近い人工酸素運搬体である。理想的な特徴を備えるこの製剤は手術室に常備でき、呼吸器外科手術での予期せぬ出血に対して即座に投与が可能となる。
- 資格
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日本外科学会専門医
助教 鹿島田寛明
助教 鹿島田寛明
術前検査、胸腔鏡手術、術後管理と、様々な状況の患者さんの診療に携わり、症状に合わせた対応を心掛けている。お話をよく聞いた上で行う丁寧な説明には定評があり、患者さんから厚い信頼を得ている。自らの胸腔鏡手術の技術を更に磨くため、不断の努力を重ねている。
肺癌に対する治療は日進月歩で、新しい検査法や手術技術、薬物療法が毎年のように現れ、治療成績が向上している。患者さんにとって最善を目指し、納得できる方針を提示できるよう、勉強を怠らない真面目な努力家である。患者さんの診療で経験した知見をもとに、学会発表や論文作成を精力的に行い、新しい情報を自ら発信している。学生や後輩の指導にも積極的で人気がある。
教授(緩和医療科兼担)儀賀理暁
教授(緩和医療科兼担)儀賀理暁
呼吸器外科手術のエキスパートであるとともに、患者さんの身体から心まで、あらゆる痛み探り、そして和らげる緩和医療に取り組んでいる。専門は癌治療の領域を超越し、小児医療も含むあらゆる領域に及び、震災地に赴いて被災者の心のケアにも長年携わった経験もある。率いる緩和医療チームは患者さんと一緒に悩み考え歩むことをモットーとし、院内すべての医療者から頼られる存在である。
緩和医療の重要性は理解され、徐々に浸透してきているものの、緩和医療を必要とする全ての患者さんが享受できているわけではない。現状からの更なる改善を目指し、共感する様々な職種の仲間とともにネットワークを構築し、日本全国から届く講演の依頼を受けて走り回っている。
- 学位
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2009年 博士(医学)(慶應義塾大学)
- 資格
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日本外科学会専門医・指導医
日本呼吸器外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医
がん治療認定機構認定医
日本緩和医療学会暫定指導医
客員教授 中山光男
客員教授 中山光男
- 学位
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博士(医学)(慶應義塾大学)
- 資格
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日本外科学会専門医・指導医
日本胸部外科学会指導医
日本呼吸器外科学会指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医
がん治療認定機構認定医
ロボット支援下手術コンソール外科医(Intuitive)
非常勤講師 青木耕平
非常勤講師 青木耕平
- 学位
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博士(医学)(埼玉医科大学)
- 資格
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日本外科学会専門医・指導医
日本呼吸器外科学会指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医
がん治療認定機構認定医
ロボット支援下手術コンソール外科医(Intuitive)