呼吸器外科について

胸部疾患の診断から手術まで
一貫した診療

総合医療センター呼吸器外科は心臓・大血管以外の胸部外科領域の疾患の診療を行っています。われわれのミッションは個々の患者さんにアップデートされた専門的かつ個別化された外科医療を提供するとともに、臨床に役立つ医学研究を行い、同時に優れた呼吸器外科医を育てることです。

種々多様な手術手技に精通した熟練の呼吸器外科医が下記のような疾患の外科治療を行います。

  • 肺癌、転移性肺腫瘍
  • 縦隔、胸壁の腫瘍、変形
  • 気管、気管支の腫瘍や狭窄
  • 気胸
  • 膿胸
  • 良性肺腫瘍
  • 炎症性肺疾患
埼玉県の中心的な役割を担う
呼吸器外科

埼玉県内外から患者さんを受け入れ、呼吸器外科診療を提供しています。他の病院では治療が困難な状況の患者さんも紹介され、受診されています。

専門的で個別化された医療の提供
  • 創が小さく体への負担が少ない低侵襲手術を実施しています。身体への負担を軽減させる胸腔鏡手術を90%以上の患者さんに対して行っています。2020年12月から肺悪性腫瘍や縦隔腫瘍に対して、手術支援ロボットを使用した肺切除術と縦隔腫瘍摘出術を開始しました。ダヴィンチというロボットを使用することで、より緻密な手術操作を行うことが可能となりました。
  • 肺癌の遺伝子の異常を調べる遺伝子検査や、免疫細胞の攻撃から逃れるための蛋白質の発現を調べる検査(PD-L1検査)を行い、術前術後の補助薬物療法を行っています。
  • 肺や縦隔病変の診断にはバーチャル気管支鏡ナビゲーション(VBN)や超音波気管支鏡(EBUS)を使用しています。
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